4お役立ち02-お墓の図解

お墓の図解

お墓のパーツと言われても、名前も知らなければ用途も分からない物もありますよね?!ここではそれを図解で出来る限り分かりやすく解説していきます。特に納骨堂の構造は、よく分からないと言われることが多いので、しっかりと解説していきたいと思います。


洋型墓石と外柵の図解

①棹石 「○○家」や「心」などの一文字を彫る、お墓の一番大事な部分です。家紋も彫ります。
②スリン 座布団とも呼ばれ、蓮華台の簡易的な物として棹石を飾ります。
③上台 洋型墓石では上台が一番下の石になります。和形では上台の下に中台があります。
④花立 中央に穴が開いていて、そこへ花筒を落とし込む仕様です。花立自体の穴には水は溜まりません。
⑤花筒 ステンレス製で花立の穴に落とし込んで使います。冬季は外しておきます。
⑥香炉 このタイプの香炉はデザイン香炉といい、お線香を焚くためのパーツになります。
⑦香炉皿 香炉の中に置いておき、お線香を横向きに寝かせながら焚きます。ステンレス製になります。
⑧水鉢 水を溜めておくためのパーツになります。一番汚れやすいので定期的にしっかり掃除が必要です。
⑨拝石 地下納骨堂口のフタ石としての役割があり、小物を移動したあと、拝石を持ち上げると地下納骨堂が見えます。
⑩墓誌 戒名や(おくりな)を刻むための石板です。一般的に、戒名・没年・俗名・行年を彫ります。
⑪墓誌台 墓誌の土台石です。墓誌と同じ石で作ります。
⑫ペット墓 ペットのお墓を、同じ墓地に置きたい場合はこのような配置になります。
⑬ペット納骨口 ペット用の小さな納骨堂へ、お遺骨を納める入り口になります。
⑭コーピン 角材の縁石になります。
⑮参道石 お墓本体までの動線にある敷石のことです。
⑯張り石 参道石以外の部分で、総石張りにする場合に敷設します。
⑰積立羽目 積立石と羽目石を一体型にしたパーツになります。別々にした仕様より、かなり丈夫になります。
⑱ひな壇前石 ひな壇型として、一段上がるところの全面の石になります。
⑲アール背板 屏風石とも呼ばれ、お墓を後ろから包み込むような役割のパーツです。
⑳塔婆立 このタイプは「ギボシ付き一本立」と呼ばれ、小スペースで設置できることが特徴です。
㉑ミニベンチ 荷物を置いたり腰掛けたりできるため、大変人気なパーツになります。


和型墓石と外柵の図解

①棹石 「○○家之墓」や「先祖代々之墓」などを彫る、お墓の一番大事な部分です。
上台 棹石のすぐ下の台石です。
③中台 3段墓の一番下の台石になります。
④花立 中央に穴が開いていて、そこへ花筒を落とし込む仕様です。花立自体の穴には水は溜まりません。
⑤花筒 ステンレス製で花立の穴に落とし込んで使います。冬季は外しておきます。
⑥香炉 このタイプの香炉は経机香炉と言い、お線香を焚くためのパーツになります。
⑦香炉皿 香炉の中に置いておき、お線香を横向きに寝かせながら焚きます。ステンレス製になります。
⑧水鉢 水を溜めておくためのパーツになります。こちらに家紋を彫られる方が多いです。
⑨拝石 地下納骨堂口のフタ石としての役割があり、小物を移動したあと、拝石を持ち上げると地下納骨堂が見えます。
⑩墓誌 戒名や(おくりな)を刻むための石板です。一般的に、戒名・没年・俗名・行年を彫ります。
⑪墓誌花台 花台型に加工してある墓誌の土台石です。墓誌と同じ石で作ります。
⑫角置灯篭 基本的に一対で設置します。墓石本体と同じ石で作ることが理想です。
⑬家紋札 門柱へ家紋を直接彫りこまず、家紋札に彫ってから貼り付けます。
⑭門柱 こちらのタイプは、上に角置灯篭が載せられるタイプになります。
⑮階段 階段は滑ると危険なので、ノンスリップ加工が施されているのが一般的です。
⑯袖石 階段を両脇から挟み込んで、見栄え良くするパーツになります。
⑰根石積立 根石と積立石を一体型にしたパーツになります。別々にした仕様より、かなり丈夫になります。
コーピン 角材の縁石になります。根石積立とコーピンを、さらに一体型したタイプも用意しています。
⑲玉垣 墓地全体を囲うような働きがあるパーツです。
⑳ギボシ柱 ギボシ(擬宝珠)という飾りが頭に載った柱になります。
㉑背板 玉垣や羽目の、背面に当たるパーツを高くした物になります。
㉒墓誌芝台 墓誌が載る一番下の台石になります。通常は外柵と同じ石で作ります。
㉓芝台 墓石が載る一番下の台石になります。通常は外柵と同じ石で作ります。
㉔八幡塔婆立 このタイプの塔婆立は、金具を使わずに全て石で作ります。
㉕物置石 手荷物などを置くための石です。蛇紋岩は割れてしまうため、最近は御影石で作ることが多くなりました。
㉖玉砂利 那智黒や五色石などの玉砂利で、土間コンクリートの上に化粧します。


五輪塔と大名墓の図解

①空輪 擬宝珠の形をして、一番上に位置する部分です。
②風 空輪のしたの部分になりますが、空輪と風輪はひとつの石で作ります。
③火 笠石の部分になります。
④水 球体をしていて、五輪塔の一番特徴的な部材と言っていいでしょう。
⑤地 この地輪は一般墓石の「棹石」に当たります。一般墓石は、五輪塔を簡略化したものだということが分かります。
⑥伏蓮華上台 蓮華を伏せたような形の彫刻をした上台です。
⑦花立 中央に穴が開いていて、そこへ花筒を落とし込む仕様です。花立自体の穴には水は溜まりません。
⑧花筒 ステンレス製で花立の穴に落とし込んで使います。冬季は外しておきます。
水鉢 水を溜めておくためのパーツになります。こちらに家紋を彫られる方が多いです。
香炉 このタイプの香炉は経机香炉と言い、お線香を焚くためのパーツになります。
香炉皿 香炉の中に置いておき、お線香を横向きに寝かせながら焚きます。ステンレス製になります。
拝石 地下納骨堂の場合はフタ石としての役割があります。
⑬芝台 墓石が載る一番下の台石になります。通常は外柵と同じ石で作ります。
⑭大名笠 笠の上には、擬宝珠を柏の葉で包んだような部材が載ります。正面に家紋を彫るような作りになっています。
⑮棹石 「○○家之墓」や「先祖代々之墓」などを彫る、お墓の一番大事な部分です。
⑯蓮華台 通常スジ蓮華と呼ばれる、葉脈を彫刻した物になります。とても手が込んでいて豪華です。
⑰座布団 蓮華台を受ける、文字通り座布団になります。
伏蓮華上台 蓮華を伏せたような形の彫刻をした上台です。彫刻部は磨く場合と、あえて磨かない場合とがあります。
中台 墓石本体と呼ばれる中で、一番下の台石になります。


地上納骨堂(丘カロート)の図解

①ギボシ柱 ギボシ(擬宝珠)という飾りが頭に載った柱になります。
②玉垣 カロートの上で、墓石・墓誌を包み込むような働きがあるパーツです。
③甲ブタ 墓石と墓誌が載るための、一番重いパーツになります。巨大芝台と捉えてください。
④フタ石 納骨堂の入り口を塞いでいるパーツになります。現代の千曳石(ちびきいわ)と言っていいでしょう。
⑤袖アール柱 フタ石を挟み込むように装飾する役割のパーツです。
⑥壁石 柱と柱の間にこの壁石をはめ込んで、カロート内に空間を作り出します。
⑦アール柱 地上納骨堂の四隅に立ち、甲ブタをしっかり支えます。
⑧下石 4本で組み、地上納骨堂の一番下に当たる、縁の下の力持ち的パーツになります。
換気口 地下納骨堂と地上納骨堂の、一番の違いと言っても過言ではないパーツです。これがあるために地上納骨堂では、湿気が少なく快適な状態でお遺骨の保管ができます。


地上納骨堂(内部)の図解

①赤玉土 焼いた赤土を全面に敷き詰めます。
②骨壺 縮尺で描いてありますので、骨壺に対する全体の広さがお分かりいただけると思います。
換気口 地下納骨堂と地上納骨堂の、一番の違いと言っても過言ではないパーツです。これがあるために地上納骨堂では、湿気が少なく快適な状態でお遺骨の保管ができます。
④フタ石 納骨堂の入り口を塞いでいるパーツになります。これを外すと納骨堂の入り口が見え、そこから納骨します。ご自身で納骨される場合は、この外したフタ石を置いておくための「枕木」を必ずご用意ください。
⑤袖アール柱 フタ石を挟み込むように装飾する役割のパーツです。
⑥壁石 柱と柱の間にこの壁石をはめ込んで、カロート内に空間を作り出します。
⑦アール柱 地上納骨堂の四隅に立ち、甲ブタをしっかり支えます。
⑧下石 4本で組み、地上納骨堂の一番下に当たる、縁の下の力持ち的パーツになります。


地下納骨堂(内部)の図解

①赤玉土 焼いた赤土を全面に敷き詰めます。
②骨壺 縮尺で描いてありますので、骨壺に対する全体の広さがお分かりいただけると思います。
石棺 4枚の板石を切り溝へ組み込んで作ります。見えない部分ですがちゃんと本磨き仕上げにしてあります。
④拝石 納骨堂の入り口を塞いでいるパーツになります。これを外すと納骨堂の入り口が見え、そこから納骨します。ご自身で納骨される場合は、この外したフタ石を置いておくための「枕木」を必ずご用意ください。
⑤洋型墓石配置ライン 図にある点線が、墓石の設置位置になります。図をよく見ていただけると分かると思いますが、「石棺の奥半分を、墓石の台石で蓋」をして、「手前の半分を④のフタ石で蓋」をするとイメージして下さい。

納骨のコツ

ご自身で地下納骨堂へ納骨される場合、両手で骨壺を持つと入れ難い場合があります。そのような場合は、骨壺の蓋を外してから、親指を中に入れるようにして持つと、片手だけで簡単に納骨できます!どうしても片方の手は、体勢的にどこかについておきたいですからね。

※不安な場合は弊社で納骨代行することも出来ます。詳しくはこちら!



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